エドガー・ソーテル物語

 

何かの書評で紹介されていて図書室に購入したのだと思うけれど、何で読んだかはさっぱり覚えていない・・・(笑)


それはさておき。

辞書並の分厚さにまずひるみます。でも、表紙に描いてある少年と犬の絵からして、面白そうなオーラが立ち上っている気がして、手に取ってから読み始めるまでの時間が短かったです。

 

 

 犬!


まず一番の読みどころは、ワンコたちの描写でしょう!ワンコ好きの人にはたまらない。特に、大きめの犬が好きな人は避けて通れないと思います。


主人公の少年エドガーは、生まれつき声が出ない(耳は聞こえる)のですが、可哀想なところはまったくありません。・・・あるシーンでは、声が出ないことが障害になるけれど、出ていても事態が変わったとも思えないので、やっぱり可哀想ではないと思います。

ネタバレにならずに面白さを伝えようとするとうまくまとまらないのですが、とにかく少年と犬の交流に萌え、涙しました。最後の方のとある一章は最初から最後まで泣きどおしでした。「泣ける!」という宣伝の仕方は嫌いですが、私は泣きました。今、思い出しただけでも泣けます。

ちなみに、訳者は金原瑞人さん。翻訳モノが苦手な私ですが、金原さんの訳は読みやすいので物語の世界に楽に入っていけます。

2012年のベスト本に今から入れたいと思います。

(ニャン左衛門)

 

エドガー・ソーテル物語 

デイヴィッド・ロブレスキー著  金原 瑞人訳 

NHK出版 2011年8月