くちびるに歌を

ホラーやファンタジー小説が人気の乙一さんの別名義である中田永一の作品です。

長崎の五島列島にある中学校の合唱部を舞台にした爽やかな青春小説。


やられました。


登場人物が方言で会話するのも、なんだかとても素朴でよかったし、合唱部の活動についてもリアリティがあって素晴らしかったです。

 

恋の話もからみますが、嫌味じゃなく邪魔じゃなく(←私は恋愛小説はまったくと言っていいほど読みません)、とにかく清清しいですね。


また、課題曲の「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなんで十五年後の自分に向けて手紙を書く課題があり、ある少年が書いたその手紙に泣かされました。

 

いい本読んだな~と思える作品でした。


残りの予算で図書室に入れられたら、生徒達にもぜひPUSHしたいです。

『くちびるに歌を』

中田 永一 著 小学館  2011年11月